社労士試験って、試験時間長いよね。
1日がかりの試験ですからね。
でもやってみると、時間が足りないことも多いです。
『試験時間内に、すべての問題を解けない』 『試験時間が長くて、集中力が持たない』とお悩みではないでしょうか。
今回の記事では、試験時間が足りない原因と対策について、徹底解説します!
この記事は、以下のような方におすすめ!
- 試験が長くて、集中力が保てない
- 時間不足で、問題がすべて解けない
- 適切な時間配分を知りたい
試験時間についてのお悩みを、詳しく解説しています。
『試験当日に時間配分のミスや、集中力の途切れで失敗したくない』
そんな人は、ぜひこの記事で、試験時間をうまく使うコツを確認してみてください!
記事の監修は、第2子出産後、赤ちゃんを育てながら試験合格。
スキマ時間を活用するゆいです。
それではどうぞ!
社労士の試験時間は午前80分・午後210分
社労士試験は、午前と午後の2部構成となっています。
午前:選択式80分
午後:択一式210分
特に午後の択一式が3時間30分と、長丁場です。
しかし、実際に問題を解いてみると、時間不足に終わることが多々あります。
試験時間を知ったときは長く感じますが、問題を解くと短く感じるという、不思議な試験なのです。
適切な時間配分を意識する
では、どのような時間配分なら、試験時間内に問題を解き切れるのか、以下をご覧ください。
【1科目にかけられる時間】
選択式:10分 (80分以内に8科目解くため)
択一式:30分 (210分以内に7科目解くため)
だだ実際は、見直しの時間もいるので、上記の時間より早く解く必要があります。
理想としては、1科目にかける時間は以下の通りです。
【理想的な時間配分】
選択式:10分→8分
択一式:30分→25分
過去問や模試を受けるときは、科目ごとにかかった時間を記録して、上記の時間内に終われるように、工夫してみるといいですね。
時間不足になる4つの原因
では次に、なぜ時間が足りなくなるのかについて、解説していきます。
① 勉強不足
選択式で時間が足りなくなるのは、勉強不足です。
選択式は穴埋め問題なので、答えとなる知識を知っていれば、数秒で解けてしまうことも。
時間がかかるのは、その知識を知らない、もしくはあいまいだからでしょう。
択一式のように、『他の選択肢が間違いだから、これが正解肢!』とはならないので、しっかり勉強することが必要です。
選択式は、すぐに答えが思い浮かぶようになるのがベストです。
② 文章を読むのが遅い
試験問題は、文章が長いので、早く読まないと、時間切れになります。
特に択一式では、1つの選択肢だけで、3〜5行あることも。
ゆっくり読んでいては、間に合わなくなり、試験が終了してしまいます。
常に時間を意識しながら、読み進めていくことをおすすめです。
毎日、早く解く練習だ!
③ 集中力が切れる
択一式は210分と長時間の試験なので、集中力が切れやすいです。
集中力が切れた状態で問題文を読んでいても、文字が上滑りして頭に入ってきません。
その結果、通常よりも問題を解くのに、時間がかかってしまいます。
択一式において、集中力の途切れは必ず起こるものなので、一度、リフレッシュするなどの対策が必要です。
試験の途中でバテちゃうんだよね…
対策を考えないと。
④ 文章量に慣れていない
模試などで、初めて本番と同じ試験形式を体験した場合、選択肢の量・長さに驚くでしょう。
択一式は、選択肢が全部で350あります。
350個すべてに、正誤判断をしなければならないので、頭を使います。
また、1個の文章が5行と長いことも。
すべてを解き切る頃には、体力が消耗しています。
ただ、これは慣れると楽になってくるので、過去問や模試で練習しておくといいですね。
必ず慣れてくるので、諦めずにがんばりましょう!
時間不足への対策5選
原因の次は、対策をご紹介していきます。
① 選択式は、テキスト読みを取り入れた勉強をする
選択式で時間が足りない場合、テキスト読みで正確な用語を勉強するのがおすすめ。
空欄に当てはまる用語が、すぐに思い浮かぶレベルが理想的です。
悩むことなく問題が解ければ、時間切れになることもなくなります。
そのためにも、テキスト読みで条文そのものに目を通して、正確な用語を覚えていくことが大切です。
テキスト読みについては、以下の記事を参考にしてみてください。
② 時間配分を決め、遅れたらすぐ取り戻す
まず、先ほどの適切な時間配分を参考に、科目ごとの制限時間を決めます。
【選択式】
1科目10分
【択一式】
労基・安衛で25分
労一・社一で23分
国民年金で30分
といった具合で、時間のかかる科目とかからない科目で、制限時間を変えるのもおすすめ。
そして遅れが発覚したら、すぐ取り戻すように意識してください。
ただ問題を解くのではなく、時間を意識してやることで、徐々に早く解けるようになります。
練習が必要なので、日頃の問題演習から、解くスピードを意識しておくといいですね。
早く読むぞーーー!!!
大丈夫かな…??
③ 解く順番を変える
問題を解く順番を変えるのも、効果的です。
時間のかかる科目を先にやってしまうことで、後半にバテることを防げるからです。
私が択一式の本試験で解いたのは、以下の順番です。
① 健保・厚年・国年
② 一般常識
③ 労基・労災・雇用
試験は前半が労働科目、後半が社会保険科目になっていますが、後半の科目の方が文章量が多く、難しいです。
最後の国民年金で、集中力が完全に途切れ、問題を全部解き切れないことも。
そのため、社会保険科目を先に終わらせてから、残りの科目を解くことにしていました。
難しい科目や苦手科目は、先に終わらせてしまうことをおすすめします。
得意科目は後からでも解きやすいもんね!
④ トイレ休憩を入れる
集中力が途切れる前に、トイレ休憩を入れましょう。
立ち上がって、身体を動かすことで、頭をリフレッシュできるからです。
集中力が途切れた状態で問題を解き続けるより、リフレッシュしてから再度解き始める方が、早く正確に解けます。
そのためにも、トイレ休憩を間ではさむのは、戦略の1つだと思ってください。
飲み物を飲むのもおすすめですよ!
⑤ 答えがわかったら、その他の選択肢は後回しにする
択一式の問題は、一度にすべての選択肢を読む必要は、ありません。
AからEまでの選択肢があるのですが、Aを読んだ時点で、それが答えだと確信できるなら、残りのB〜Eは後回しにしてください。
そして、すべての問題を解き終わってから、改めて残りの4つの選択肢を読んでください。
私は2回目の試験でこの方法に変えた結果、試験終了50分前に、すべての問題を解き終えました。
かなりの時短になり、有効だったと思います。
また、マークシートにすべての答えを記入することで、安心感が出て、集中力も戻ってきます。
上記5つの対策の中で、最もおすすめなので、ぜひお試しください。
まずは一度、問題を解き終えてしまうんだね!
まとめ
最後に、今回ご紹介した内容をおさらいしましょう。
【試験時間】
選択式80分・択一式210分
【1科目ごとの時間配分】
選択式8分・択一式25分
【時間が足りなくなる原因】
① 勉強不足
② 文章を読むのが遅い
③ 集中力が切れる
④ 文章量に慣れてない
【時間不足への対策】
① 選択式は、テキスト読みを取り入れた勉強をする
② 時間配分を決め、遅れたらすぐ取り戻す
③ 解く順番を変える
④ トイレ休憩を入れる
⑤ 答えがわかったら、その他の選択肢は後回しにする
社労士試験は時間内に解くのが難しいです。
今回ご紹介したコツをもとに、効率よく解けるように練習してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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