選択式って、基準点割れしそうで怖いんだよね…
足切りに合わないためにも、選択式を解くテクニックを学びましょう!
『選択式で基準点割れしないか不安』 『当日知らない問題が出たら、どうしよう』 とお悩みではないですか?
今回の記事では、選択式問題の解き方や当日使えるテクニックをご紹介していきます。
この記事は以下のような方におすすめ!
- 選択式試験が不安
- 知らない問題が出たときの対応を知りたい
- 当日でも使えるテクニックを教えてほしい
社労士試験で特に難しいのは、選択式。
解き方のコツを知って、確実に3点取れるようにしていきましょう!
記事の監修は、第2子出産後、赤ちゃんを育てながら試験合格。
スキマ時間を活用するゆいです。
それではどうぞ!
選択式問題の3つの特徴
選択式問題の特徴は、次の3つです。
① 簡単な問題と難しい問題の差が大きい
② まぎらわしい選択肢がある
③ 全く知らない問題が出る
これらの特徴があるから、選択式は怖いです。
1科目でも基準点を下回ったら、即不合格。
他の科目の出来は関係ないです。
ただ、どれだけ勉強しても、試験当日3点を下回りそうな状況に陥ることがあると思います。
では以下で、当日でもできる選択式のテクニックをご紹介していきます。
選択式問題で使える8つのテクニック
選択式で実践してほしい解き方は8つあります。
1つずつ見ていきましょう。
① いきなり選択肢を見ない
問題を読んで、すぐ選択肢を見るのはもったいないです。
似たような選択肢に惑わされる可能性があるからです。
問題文を見た時点で、頭に答えが浮かぶことがありますよね。
せっかく答えがすぐわかったのに、選択肢を一読すると、他の選択肢も正解に見えてくるのです。
似たような言葉が並んでるからなぁ…
惑わされないためには、
『頭に浮かんだ用語を選択肢から探して、すぐマークする』
探していた用語が見つかったら、それ以外の選択肢は見ないでください。
頭にポンと浮かんだ言葉は大抵の場合、合っています。
自分を信じて、すぐ次の問題に取り掛かることをおすすめします。
② すぐ埋められる空欄から順に埋めていく
A~Eまで空欄があるとしたら、Aから埋めていく必要ありません。
すぐにBの答えがわかったなら、Bから記入しましょう。
先に1つでも空欄を埋めておくと、いくつかの選択肢はすぐに除外できます。
そうすると残りの問題の選択肢が見やすくなり、惑わされる可能性も減ります。
時短にもなり、効率的。
解く順番は決められていないので、解ける問題から解いていくのがおすすめです。
わかった問題からマークしていけばいいんだね!
③ グルーピングで絞り込み
『グルーピング=問題ごとの選択肢候補をグループ化すること』
グルーピングで、答えの候補が整理できます。
試験問題の選択肢一覧では、『Aの問題の選択肢はこちら!』と親切にまとめてくれていることは少ないです。
そのため、自分でグルーピングして整理するのです。
そうすると見やすく、選びやすくなり、間違えにくいです。
ただ、少し時間がかかるので、解答に迷った場合のみ、試してみて下さい。
グルーピングは困ったときだけで大丈夫ですよ!
④ 連動している問題は、2点取りに行かなくてもいい
まずは2023年度の厚生年金保険法の選択式を改題したものをご覧ください。
厚生年金保険法第100条の9によると、厚生労働大臣の権限は【A】に委任することができ、【A】に委任された権限は、厚生労働省令で定めるところにより、【B】に委任することができる。
【A】財務大臣 地方厚生局長 都道府県知事
【B】国税庁長官 地方厚生支局長 市町村長
【A】と【B】の選択肢が連動しているのがわかりますか?
【A】で財務大臣を選べば、【B】は国税庁長官に自動的になりますよね。
ちなみに答えは【A】地方厚生局長【B】地方厚生支局長 です。
私は試験当日、次のどちらかで悩みました。
しかし、ここで【A】と【B】を連動した答えを選ぶと、2点落とす可能性がありました。
そうすると一気に不合格に近づくので、あえて1点落として、残りの1点を取りに行く方法を取りました。
その結果、他で2点以上取ったため、基準点割れを防ぐことができました。
社労士試験の選択式では、3点取ればOKなので、あえて4点取りに行く必要はありません。
2点になるリスクを取るより、安全に3点を取りに行くことをおすすめします。
⑤ 迷ったら、他の受験者が選びそうな選択肢を選ぶ
『残り2択で迷う…』 『見たこともない問題が出た…』という状況も、社労士試験あるあるです。
文脈で判断できたらいいのですが、どう頑張っても2択から選べないこともあります。
そんなときは、他の受験生が選びそうな解答を選んでください。
なぜかというと、多くの受験生が正解すれば、救済はないからです。
他の受験生と同じ選択肢を選んでおけば、それが正解の場合はラッキー。
間違いでも救済の可能性が出てきます。
そのため、迷ったときは、よりなじみのある言葉や、聞いたことのある言葉を選んでください。
これは、何としてでも3点取るためのテクニックの1つです。
実力でも救済でも合格すれば同じ。
答えに迷ったら、合格可能性の高いものを選んでください。
⑥ 見直しの時はすべての選択肢を見ておく
見直しするときは、すべての選択肢を一読しておくといいです。
最初に解くときは、必要な選択肢のみを見ればいいです。
ただ、見直しの時にすべての選択肢を見ておくと、自分が思い違いをしていることや、ちょっとしたミスに気がつくことができます。
例えば、始めに『〇日前』という選択肢を選んでいて、他を見ていなかったとします。
しかし実は『〇日以前』という選択肢もあり、こちらが正解だった場合。
見直しの時にすべての選択肢を見れば、その違いに気づき、答えを修正できます。
ただこれは、見直しの時にさらっとすればいいことなので、最初に問題を解くときからするべきではないです。
まずはすべての問題を解ききることをおすすめします。
選択式は意外と時間がないので、丁寧に選択肢を見直すのはもったいないです。
⑦ 確信がない限り、答えは変えない
見直しをしていると『あれ?こっちが正解かな?』と思うことがありますよね。
結論から言うと、確信がないなら、答えは変えないでください。
なぜなら、始めに『これだ!』と思った選択肢は、今まで見聞きしてきた用語であることが多いからです。
何度も繰り返し同じテキスト・問題集をやっていると、『この条文にはこの用語』といった内容が記憶されて、試験当日、その用語が自然と思い浮かぶものです。
『なんとなくこれは違うな』という選択肢があるのも、繰り返しの成果です。
そのため、『最初に選んだ選択肢は確実に間違っている』と思えなければ、解答はそのままにした方が正解しやすいと思います。
自分を信じることも大切です!
⑧ 3点取れるか怪しい科目に時間を使う
最後は時間配分についてです。
試験では、悩んでいたらすぐに時間がなくなるので、残り時間は3点取れるか怪しい科目に使うといいです。
選択式は3点取れるかどうかに、すべてがかかっています。
『3点以上取れている!』と思える科目はさらっと見直しして終了しましょう。
大切なのは2点以下になりそうな科目を3点以上に押し上げること。
ラストスパートはその科目に使ってください。
文脈からなんとなく答えを選べることもあるので、時間ぎりぎりまで諦めず、問題と向き合ってもらえたらと思います。
最後まで諦めずにがんばるぞ!
まとめ
最後に、今回ご紹介した内容をおさらいしましょう。
【選択式問題の3つの特徴】
① 簡単な問題と難しい問題の差が大きい
② まぎらわしい選択肢がある
③ 全く知らない問題が出る
【選択式で使える8つのテクニック】
① いきなり選択肢を見ない
② すぐ埋められる空欄から順に埋めていく
③ グルーピングで絞り込み
④ 連動している問題は、2点取りに行かなくてもいい
⑤ 迷ったら、他の受験生が選びそうな選択肢を選ぶ
⑥ 見直しの時は、すべての選択肢を見ておく
⑦ 確信がない限り、答えは変えない
⑧ 3点取れるか怪しい科目に時間を使う
選択式で全科目3点取れるかどうかが社労士試験の1番難しいところです。
本番でも使えるテクニックを駆使して、合格点を取りに行きましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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