択一式は点が取れるようになってきたけど、選択式が…
レベルアップしてますね!
そろそろ選択式に特化した対策をしていきましょう。
社労士試験の勉強を始めた頃は、択一式に難しさを感じることでしょう。
しかし、勉強が進むと、選択式で『1点足りない=基準点割れ』に合うことへの恐怖が出てきます。
これを足切りとも言います。
選択式に特化した対策を取ることで、足切りへの不安を軽減させましょう。
この記事で解決できるお悩みはこちら↓
- 選択式って、何だっけ?
- 合格ライン・救済とは?
- いつから選択式対策を始めればいい?
- 効果的な対策の仕方を知りたい
『択一式は合格基準点が取れた!でも選択式の1科目で、2点取ってしまって、不合格…』
こんな経験のある方も多いと思います。
実際に体験すると、かなり辛いものです。
1科目以外で合格点を取れるレベルまで勉強してきたのですから、当然です。
次こそ合格できるように、選択式対策をしっかりしていきましょう。
記事の監修は、第2子出産後、赤ちゃんを育てながら試験合格。
スキマ時間を活用するゆいです。
それではどうぞ!
選択式の基本情報
社労士試験には、選択式と択一式の2つの問題形式があります。
選択式は、問題文の中に空欄があるので、そこに入る適切な言葉を語群から選ぶ問題です。
穴埋め問題とも言われます。
択一式は、5つの選択肢から、正解肢を1つ選ぶ問題です。
〇×問題とも言われます。
試験時間は10:30〜11:50の80分です。
択一式の210分に比べると、かなり短めです。
しかし、1科目でも合格基準点に満たないと、不合格になるというプレッシャーがあります。
また、選択肢にはよく似たような言葉が並んでいるので、非常に頭を使います。
基準点割れこわい…
合格ラインはどれくらい?
選択式の合格ラインは
総得点40点中28点以上かつ、各科目5点中3点以上です。
すべての科目で3点以上取るのが、とても難しいです。
『1科目だけ、2点…。でも他は全部5点!』
これは不合格です。
しかし、年によって試験の難易度は違うため、ある科目で受験者のほとんどが2点以下の場合、救済措置があります。
具体的には
ある科目で受験者の50%以上が2点以下、
かつ受験者の30%以上が1点以下
この場合、5点中3点以上という原則は変更され、5点中2点以上になります。
過去には5点中1点以上で合格の年もありました。
科目で言えば、労一で難問が出されることが多く、受験者の大多数ができないという年もありました。
受験する年によって、難易度の違いが大きいと、運の要素が強くなってしまいます。
そのため、救済措置が取られています。
この救済は、選択式では毎年のように行われていました。
しかし令和3年度以降、どの科目でも行われていません。
以前のような難問が出題されなくなり、基本問題が多くなったためです。
そのため、きちんと基礎を固めて、コツコツ勉強していれば、合格できる試験になりつつあります。
努力すれば、実を結びやすくなってますよ。
選択式対策
択一式をやり込んでから、選択式対策へ
社労士試験は、択一式対策が基本です。
一問一答形式で問題演習をしながら、インプットとアウトプットの繰り返しをしていきます。
じゃあ、いつ選択式対策を始めるの?
択一式で、6~7割正解できるようになってからです。
本試験で全科目7割正解できれば、合格できます。
全科目でなくても、問題演習で全体の6〜7割できていれば、選択式対策を始めましょう。
もし早めに始めたい方がいれば、全科目1周終わった後から、択一式と選択式を交互にしても良いです。
ただし、選択式中心になるのは避けましょう。
選択式より択一式の方が、一度に広い範囲を勉強できるからです。
また、択一式を勉強していれば、自然と選択式の勉強にもなります。
選択式に特化した対策は必要ですが、基本は択一式の勉強だと思ってください。
選択式の勉強方法
具体的な勉強方法と手順です。
① 選択式の問題はスキマ時間でやる
選択式は空いた時間にやり込みましょう。
五肢択一の問題は、解くのに時間がかかります。
一方、選択式は短い問題文なら、すぐに解けます。
そのため、まとまった時間が取れるときに、選択式の問題をやるのはもったいないです。
基本的には、スキマ時間で選択式、まとまった時間で択一式の問題を解く。
ただ、選択式対策が遅れている場合は、優先して取り組んでもいいと思います。
② アプリを活用する
外出先での待ち時間や、休憩時間などに、スマホのアプリで選択式の問題演習をしましょう。
外出中にテキストを持っている人は少ないと思いますが、スマホなら持ち歩いているのでは?
社労士試験の問題が詰まったアプリがありますので、是非活用してください。
選択式の問題だけを集めたアプリもあります。
少しの時間で、手軽に勉強できるので、効率がいいです。
毎日5分だけアプリで勉強したとすると、1ヶ月で150分=2時間半も勉強したことになります。
社会人の勉強には、アプリが強い味方となってくれます。
どんどん使っていきましょう。
お昼休憩で少し問題を解いてみよう!
③ 目的条文や統計は部屋に貼る
覚えにくいものは、印刷して、部屋中に貼りましょう。
特に目的条文は選択式対策として、重要です。
頻出事項だけれど、覚えるのが大変なので、家のよく見える所に貼るのが良いです。
毎日少しずつ目にしているうちに、自然と覚えてきます。
あえて覚えようとして、『今日は目的条文をひたすらやる!』とするより、記憶の定着がいいです。
統計は年間スケジュールで言うと、終わりの方で出てくるので、覚えるのに苦労します。
また、似たような数字がたくさん出てくるので、整理しづらいです。
主要な統計は部屋に貼って、毎日眺めてください。
そして、寝る前や朝起きたときに、
『今年度の完全失業率って、何%だっけ?』
という具合に思い出してみましょう。
この繰り返しが記憶するコツです。
統計問題もよく出るので、上記のように対策してみましょう。
ちなみに『選択式対策はわかったけど、択一式対策はどうすればいいの?』
という方は、こちらをどうぞ↓
まとめ
最後に、今回ご紹介した内容をおさらいしましょう。
選択式の基本情報
- 選択式は穴埋め問題
- 試験時間は80分
合格ライン
- 総得点40点中28点以上かつ、各科目5点中3点以上
- 救済措置があり、科目によっては、5点中2点以上などに補正されることも
選択式対策
勉強を始めるのは、択一式で6~7割取れるようになってから
勉強方法
① 選択式の問題はスキマ時間でやる
② アプリを活用する
③ 目的条文や統計は部屋に貼る
選択式に特化した対策を取ることで、確実に合格へと近づいていきます。
日々少しずつ、選択式対策を取り入れて、自信をつけていきましょう。
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