ゆい先生は、社労士試験に落ちたことがあるの?
あります。
不合格から合格まで何があったのか、説明しますね。
試験勉強をしていると、『これで合格できるのかな?』と不安になりませんか?
今回の記事は、私の不合格から合格までにやったことをまとめました。
この記事は以下のような人におすすめ!
- 不合格になる原因を知りたい。
- 効果の高い勉強法・低い勉強法はあるの?
- 合格するために実践したことは?
この記事を読めば、良い勉強法とおすすめしない勉強法がわかるでしょう。
勉強法がわかることで、なるべく遠回りせずに合格してほしいという願いを込めました!
記事の監修は、第2子出産後、赤ちゃんを育てながら試験合格。
スキマ時間を活用するゆいです。
それではどうぞ!
1年目:不合格になるまで
私が勉強をスタートしたのは、試験前年の9月です。
1年目は不合格、2年目で合格。
まずは、不合格になるまでの道のりを紹介させてください。
① 勉強開始を9月まで待った
8月には勉強をスタートできる準備が整っていたのに、実際に始めたのは9月でした。
なんですぐに始めなかったの?
試験1年前ということで、切りがいいと思ったから…
たったこれだけの理由です。
社労士試験の勉強期間は1年と言われています。
『じゃあ、試験1年前の9月から始めればいいか。』
と、のん気に構えていたのです。
しかし、後からわかることですが、社労士試験は時間との戦いです。
勉強のスタートは早ければ早いほどいいです。
私のように待つことはしないでほしいです。
② 2月後半~4月中旬まで体調不良になった
2月後半に妊娠発覚。
すぐにつわりでテキストを開くことすらままならない状況になりました。
ちょうど年金を勉強している時期だったのですが、年金は難しいです。
4月後半から勉強を再開しましたが、年金の理解に時間を取られ、問題演習がなかなかできませんでした。
体調不良は不測の事態だったので、勉強スケジュールは大きく狂いました。
結局、取り戻せないまま、試験を受けることになったのです。
③ 試験科目は10じゃない?謎の冊子が届く
謎の冊子の正体は、法改正・統計・白書です。
社労士試験の科目は全部で10。
しかしこれには、法改正などのおまけがつくのです。
試験範囲は4月の中旬に確定します。
それまでに改正のあった法律や、関連データ、白書も試験範囲に入るのです。
そのため、それをまとめた冊子が5月くらいに手元にやってくるというわけです。
え、今からこれも覚えるの?
嘘だと言って…
こんな思いが頭を駆け巡りました。
問題演習の時期に、これらをインプットするのは大変です。
特に統計・白書は量が多く、ポイントもわかりづらいです。
私のスケジュールはさらに押していくこととなりました。
④ 模擬試験の受けすぎ
模試はLEC、TAC、資格の大原の3社、合計6回受けました。
判定でB以上を出したかった。
受けてないと不安。
こんな理由で模試を受けすぎました。
模試は受験して、復習を終えるまで、2~3日はかかります。
時間がかかるだけでなく、本試験よりも難易度の高いものが多いです。
ここに時間を割きすぎるのはもったいないです。
模試を受けて満足していた私は、テキストや問題集をおろそかにし、本試験で痛い目を見ることになりました。
⑤ 不合格通知が届く
本試験直前、寝る間を惜しんで勉強したものの、結果は不合格。
択一式で総得点をクリアしていたことには驚きましたが、ダメなものはダメ。
落ち込むと同時に、来年受験するかどうか悩み始めました。
2年目:合格するまで
もう一度チャレンジしようと決めたのは10月。
8月末に自己採点で不合格とわかっていたものの何もせず。
やっと気持ちを切り替えられたのは、10月の合格発表後でした。
10月半ばに出産もあり、実際に勉強を再スタートしたのは12月からでした。
以下では不合格をもとに実践したことや、変えた勉強法についてご紹介していきます。
① 薄いテキストに変えた
勉強2年目のテキストは、1年目の半分以下のものにしました。
2年目は生まれたばかりの赤ちゃんを、育てながらの勉強になることがわかっていたからです。
なるべく講義時間が短く、わかりやすい通信講座はないかと探したところ、資格の大原・社労士24に出会いました。
すべての講義を合わせても24時間で終わるので、勉強時間を確保しづらい人にはピッタリ。
授業も驚くほどわかりやすいです。
試験前はテキストを何周もします。
薄いテキストに変えたのは、大成功でした。
② スキマ時間を活用した
2年目は少しでも時間ができれば、勉強していました。
1年目のときは、まとまった時間が取れるときしか勉強してなかったですが、2年目はそうはいきませんでした。
赤ちゃんはいつ泣き出すかわかりません。
すきを見てスマホで講義を受講する日々。
昼夜関係なく、勉強していました。
こういった状況になって初めて気づいたのですが、スキマ時間は意外と多いです。
などなど。
ちょっとした瞬間に勉強した内容を思い出したり、講義を見るだけ、聞くだけ、問題演習などを繰り返します。
少しの時間だからこそ、集中できるので、頭に入ってきやすいです。
まずはスキマ時間を見つけて、何ができるか試してみてください。
この積み重ねは、次第に大きなものへと進化します。
③ テキストにすべての知識を集めた
2年目はテキストへの書き込みを増やしました。
知りたい情報や確認したい知識を探すときに、テキスト以外のものを開くのが面倒だったからです。
1年目は問題集や模試にも書き込みをしていました。
これだと情報が分散するので、探すときや覚えるときに非効率。
結局、見つからず諦めることも。
そこで、書き込みはテキストのみにしてみました。
ただ書き込むために、いちいちテキストを開くのは、最初、億劫に感じました。
しかし、やっているうちに3つのメリットに気がつきました。
① テキストの内容を覚えてくる
② 周辺知識もゲットできる
③ 試験直前にやることをしぼれる
これらの利点は、記憶の定着に役立ちます。
詳細は、以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
④ プリントを貼れるだけ貼った
2年目、部屋中にプリントを大量に貼りました。
少しでも目にすることで、覚えられるのではないかと考えたからです。
リビングやトイレ、台所など貼れそうな所はどこでも貼りました。
スキマ時間でちらっとプリントを見るだけなのですが、想像以上の効果がありました。
問題演習のときに『これ何だっけ?』→『あ!トイレに貼ってあった知識ね』と思い出せるようになるのです。
知識と場所が合わさることで、記憶しやすくなります。
よく行く場所、見やすい場所などに貼ってみてください。
1番おすすめの場所はトイレです。
⑤ ウェブサイト・X(旧Twitter)を活用した
資格の大原のブログとXを見て、スキマ時間に勉強していました。
なぜこの2つを活用していたかと言うと
① 法改正・統計情報をこまめに知れる
② 新傾向・応用問題に対応できる
③ スキマ時間をムダにしないため
1年目では、法改正や統計への対応が遅れました。
日付の計算問題など、記憶力だけでは解けない問題にも苦戦。
資格の大原のブログでは、法改正があったら、その都度、情報をのせています。
Xでは、新傾向や応用問題など、通常の問題集には載っていないものが投稿されています。
今の時期にやるべき勉強や、応援メッセージなども随時、発信されているので、スキマ時間のお供にちょうどいいです。
つい時間ができると、スマホでネットサーフィンしてしまうので、簡単に貴重な知識をゲットできるブログやXは役立ちました。
⑥ 模試は3回までにした
2年目は模試を3回受けました。
3回にした理由は、5月から7月までに、月1回受けるペースにしたかったからです。
1年目のときは、やみくもに受けて、どれも定着せず、痛い目にあいました。
2年目では、月1回だけ受けて、復習をしっかりし、残りの時間は、問題集を何回転もするという方針に変えました。
模試の受験回数を減らしたことで、テキストや問題集に時間を使うことができたのは、大きかったです。
社労士試験は、基本問題が合否をわけるので、模試に出てくる難問は、できなくても大丈夫です。
基本をガチガチに固めることで、合格へと近づいたと思います。
基本が大切なんだね!
⑦ 合格証書が届く
勉強2年目で合格証書をもらうことができました。
選択式も択一式も、余裕はなかったですが、高得点でもギリギリでも、結果は同じ。
安堵しました。
まとめ
最後に、今回ご紹介した内容をおさらいしましょう。
【失敗談】
① すぐに勉強をスタートしなかった
② 予期せぬ体調不良
③ 法改正・統計・白書対策の遅れ
④ 模試の受けすぎ
【効果のあった方法】
① 薄いテキストに変えた
② スキマ時間を活用した
③ テキストへの集約化
④ プリントぺたぺた
⑤ ウェブサイト・Xを活用した
⑥ 模試は3回までにした
私が試行錯誤して、失敗だったこと・効果的だった方法をご紹介してきました。
この体験談が皆さんの合格への一助になれば、幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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