社労士試験を受ける人や、合格する人って、どんな人?
受験者・合格者に関するデータがあるので、見ていきましょう。
社労士試験に挑戦している人がどんな人か、興味はありませんか?
今回の記事は、社労士試験オフィシャルサイトに掲載されているデータから、どんな人たちの集まりなのか、ご紹介していきます。
今回の記事で知ることができる内容はこちら↓
- 社労士試験の合格率はどれくらい?
- 何人くらい受験してるの?
- 合格者って、どんな人?
社労士試験の人に関する情報を知ることで、試験への理解がより深まり、受験のきっかけになればと思います。
記事の監修は、第2子出産後、赤ちゃんを育てながら試験合格。
スキマ時間を活用するゆいです。
それではどうぞ!
受験者データを読み解く
最初に、社労士試験の申込者や受験者の数を見てみましょう。
社労士は人気急上昇中の資格
以下は、直近5年間の試験申込者と、実際の受験者のデータです。
申込者数は増加傾向です。
毎年約5万人が受験しているのですから、驚きです。
社労士は難関試験ですが、すべてマークシート方式の試験です。
記述式や口述試験がないため、受験しやすいのかもしれません。
マークシートだけなら、なんとかなるかも!
受験者数も年々増えています。
ただ、コロナ(流行病)による影響で2020年は減少しています。
受験のためといっても、他県に行くのは難しい時期でした。
また入り口で検温があり、発熱があると受験できない、といった当時ならではの、事情も影響していると思われます。
しかし、全体的には申込者数も受験者数も増加しています。
社労士資格の人気アップを示していますね。
申し込んだが受験しない人が多い
先ほどのグラフを見てみると、申込者数に対して、受験者数が1万人以上少ないことがわかります。
社労士試験は、申し込んだのに受験しない人が多いのです。
申込時期は、例年4月中旬~5月末までです。
試験が8月末に実施されるので、この間に何らかの事情で受験を諦める人がいるということです。
2023年度試験で見ると、受験率80.2%。
10人に2人は、申し込んで、受験料を払ったにも関わらず、受験していません。
申し込んだ後、気持ちが変わったのかな?
これは試験直前、
『申し込んだけど、受かる見込みがないから、受験するのは、やめよう』
という人が多いからだと思われます。
申込から受験まで、3〜4か月ありますが、その間に模試などで、自分の実力不足を感じることは、よくあります。
記憶力勝負の試験ですが、試験範囲が膨大なので、直前にどうにかするのは難しいのです。
この受験率が、社労士試験の厳しさを物語っていると言えます。
合格者データを読み解く
次に合格者はどんな人なのか、社労士試験オフィシャルサイトで公表されているデータをもとに、考えていきましょう。
合格率の推移
こちらは、直近5年間の合格率の推移です。
平均5〜7%台で推移しているのがわかります。
100人いたら、5〜7人しか受からないということです。
2023年度、行政書士試験は13.98%、税理士試験は21.7%の合格率であることを考えると、社労士試験の難しさを感じますよね。
合格者の年齢階層別データ
続いて2023年度、社労士試験の合格者を年齢別に示したデータです。
若い人はそこまで多くなく、30〜40代中心なのがわかります。
一方、税理士試験の合格者は3割が25歳以下です。
中年が多いのは、転職やキャリアアップのために、社労士の資格を取得する人が多いからだと思われます。
そのため、
『今から資格を取っても転職は無理かな?』
と考える必要はありません。
多くの人が30代、40代から、新しい道に進んでいます。
社労士試験は大人でも受験しやすい資格です。
合格者の職業別データ
さらに、2023年度の合格者を職業別に分類したデータを見ていきましょう。
圧倒的に会社員が多いですよね。
働きながら勉強し、合格した方が多いことがわかります。
お勤めしていても合格できるという、嬉しいデータです。
弁護士などの超難関資格は、働きながらの勉強は、難しいです。
しかし、社労士試験はスキマ時間を駆使しながら勉強すれば、合格できます。
このデータは、社会人でも受かる!ということを教えてくれていますね。
合格者の男女別データ
最後に2023年度、合格者の男女比です。
上記すべて、出典:社労士試験オフィシャルサイト
男性の方が多いですが、意外と女性も多いです
2023年度の税理士試験の合格者は、女性が3割以下でした。
その点から、社労士試験は女性でも挑戦しやすいものだと言えますね。
また、社労士として活躍している女性も多いため、他の法律系資格よりも、垣根が低いと考えられます。
まとめ
最後に、今回ご紹介した内容をおさらいをしましょう。
【申込者・受験者データからわかること】
・社労士試験は申込者・受験者ともに増加傾向
・社労士は人気急上昇中の資格
・申込したが、受験しない人が約20%
【合格者データからわかること】
・社労士試験は合格率が低く、難易度が高い
・受験者は30〜40代の会社員が中心
・転職・スキルアップ目的の人が多い
・他の法律系資格と比べると、女性が多め
社労士試験は人生の新たなスタートを切るための1つのカードになります。
ご紹介したデータを見ながら、ぜひ受験の参考にしてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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