本試験まで1年あるから、1科目1ヶ月くらいで終わらせたら、余裕かな♪
うーん…
その計画だと、間に合わないかもしれません。
社労士試験は、1年かけて勉強するのが、スタンダードなやり方と言われています。
本試験が8月末なので、9月から勉強をスタートするイメージです。
なぜ1年間なのか、その間の具体的なスケジュールはどうなっているのか、解説していきます。
この記事で解決できるお悩みはこちら↓
- なぜ1年前から勉強し始めるの?
- 本試験まで何時間勉強すれば、大丈夫?
- スケジュール通りに進めるコツを知りたい。
社労士試験は長期戦です。
勉強スケジュールを知ることで、毎日どれくらい学習すれば、試験に間に合うのか、確認していきましょう。
記事の監修は、第2子出産後、赤ちゃんを育てながら、試験合格。
スキマ時間を活用するゆいです。
それではどうぞ!
1年かけて800時間勉強する
社労士試験に合格するには、800時間必要だと言われています。
1年間勉強する場合、1日の勉強時間は2〜3時間です。
毎日2時間以上勉強するのは、なかなか大変です。
そこで、平日の勉強時間を減らして、土日にしっかり勉強するのもおすすめです。
平日1.5時間、土日4時間などです。
こちらの方が現実的かもしれません。
社会人の方でも、なんとか帳尻を合わせて、800時間確保できるラインが、本試験1年前です。
半年で合格した人もいたような…
もちろん、勉強期間が半年の人もいます。
ただその場合、1日4時間以上、勉強しなければ合格は難しいです。
なかなかハードですよね。
大抵の方が、そこまで集中して勉強するのは、困難だと思います。
現実的に考えて、800時間超えできる勉強期間として、1年間という目安があることは、知っておくといいですね。
勉強スタートはなるべく早く
じゃあ勉強するのは、9月まだ待った方がいいのかな?
いいえ、『早く始めるに越したことはない』です。
毎日2時間以上勉強するのがキツイ方もいると思います。
本試験から逆算して、勉強時間が800時間を超えれば、ある程度の知識は入ってきます。
まずは毎日勉強できる時間を考え、そこから必要な期間の予測を立ててみましょう。
- 毎日4時間以上:6か月前
- 毎日2時間以上:1年前
- 毎日1.5時間勉強:1年6か月前
このように、毎日の勉強時間をどれだけ確保できるかで、勉強期間は変わります。
ご自身の状況に合わせて、開始時期を決めると良いです。
ただ、この800時間というのは、最低ラインだと思ってください。
実際には、1000時間以上勉強している方も多数います。
1年目で不合格になり、2年目以降で合格した方などもその例です。
そのため、早めに始めておけば、安心です。
本試験直前は、『やること山盛り、時間なし』という状態になりやすいです。
日々の勉強時間確保が不安な方は、早めにスタートしましょう。
1年間の勉強スケジュール
本試験1年前から勉強すると、どのようなスケジュールになるのか見ていきましょう。
9月 :労働基準法
10月:労働安全衛生法、労働者災害補償保険法
11月:雇用保険法
12月:徴収法、労一
1月 :健康保険法
2月 :国民年金法
3月 :厚生年金保険法
4月 :社一、法改正・統計
5月 :全科目1周終了、問題演習
6月 :問題演習、模試
7月 :模試、選択対策
8月 :テキスト読み、総仕上げ
大きく分けると3つの期があります。
インプット期(9月〜4月)
『テキストの内容を理解→軽い問題演習』を繰り返します。
遅くとも5月中には全科目のテキストを1周終了したいので、わからない内容があっても、先へ進んでいきましょう。
各科目の内容を大きくつかんで、頭に入れていくのがこのインプット期です。
インプットはできるだけ早く終わらせましょう。
ちなみに労一は、受講する通信講座によっては、4月にテキストが届く場合もあります。
その場合は、4月から勉強することになるのですが、基本は12月にやっておくほうが、後が楽です。
アウトプット期(5月〜6月)
頭に入れた内容を定着させていく時期です。
問題演習を繰り返し、10科目を何度も回転させていくことで、次第にしっかりと覚えられるようになります。
また問題演習のときに、テキストへの集約化を進めていきましょう。
テキストにポイントや、新しい発見を書き込むのです。
オリジナルのテキストができれば、直前期に役に立ちます。
オリジナルのテキストって、何かかっこいい!
直前期(7月〜8月)
本試験直前ということで、模試を受けたり、自分の弱点を強化する時期です。
社労士試験には、選択式と択一式がありますが、基本は択一式対策です。
しかし直前期には、選択式対策を入れていくのをおすすめします。
総仕上げの時期なので、1年間で最も1日の勉強時間を長く確保する必要があります。
これまで毎日2時間ほど勉強してきた方も、この2か月は空いてる時間を駆使して、ひたすら勉強しましょう。
残り2か月!あと少し!
合格のためにも、この2か月は大事な時期になります。
あらかじめ勉強時間を確保できるように、お仕事やご家庭のスケジュールを調整できるといいですね。
800時間達成のコツ
1年間のスケジュールはわかったけど、計画通りにできるかな…
不安ですよね。
うまくいくコツをご紹介します。
計画を立てたものの、思うように進まないことは、誰にでもあります。
なるべく予定通り進めるためには、3つのコツがあります。
① やることリストの作成
② 調整日を作る
③ スキマ時間を活用する
1つずつ見ていきましょう。
①やることリストの作成
毎月どこまでやるか、大きい目標を立てましょう。
『今月中に労働基準法を終わらせる』
『月末までに、次の科目に入る』
などです。
大きい目標を立てたら、それを達成するための小さい目標を立てましょう。
『今週中に、このテキストの○ページまで進める』
『今日は、講義を○○まで聞いて、そこの問題演習までやる』
というように、週や日の目標を決めて取り組みます。
細かく設定しておくことで、その日その週までに、どこまで勉強しておけば、遅れないかがわかるからです。
また、その日やることが決まっていると、やる気が出てくるものです。
小さなタスクをどんどんこなしていくことで、大きなタスクをクリアできるようになり、自信もついてきます。
②調整日を作る
調整日とは、フリーの日です。
毎日コツコツ勉強していても、急なお仕事や病気で計画が崩れることもあると思います。
そんなときのために、あらかじめスケジュールの中に調整日を設けるのです。
調整日までに勉強計画から遅れているのであれば、ここで取り戻しましょう。
計画より進んでいるのであれば、もっと進めるのもいいですし、思いっきり休んでもOK。
この日に休めることを楽しみにしながら、毎日の勉強をがんばるのも良いですね。
③スキマ時間を活用する
毎日2時間以上、机に向かって勉強するのは、至難の業です。
1か月くらいなら、社会人の方でもがんばれるかもしれませんが、1年はキツイです。
そこで試してほしいのが、スキマ時間の活用です。
スキマ時間とは…
- テレビを見ている時間
- トイレに入っている時間
- 電車やバスなどの移動時間
- 会社の休憩時間
- 携帯を見ている時間
などなど、意外とたくさんあります。
この時間に少しでも勉強しましょう。
具体的なやり方は
- リビングやトイレにプリントをはる
- 社労士試験のアプリを使って、スマホで勉強する
- 講義の聞き流しをして、耳で覚える
こういった工夫をして、あえて勉強時間を確保しなくても勉強できるようにしましょう。
毎日5分勉強するだけでも、1か月で2時間30分も勉強したことになります。
社労士試験は、働きながら勉強している方が多い試験なので、こういった工夫は必須です。
800時間達成に向けて、日々少しずつ勉強していきましょう。
まとめ
最後に、今回ご紹介した内容をおさらいしましょう。
- 社労士試験に合格するには、最低800時間は勉強が必要
(1年間勉強するなら、1日2~3時間以上) - 勉強開始時期は、早いに越したことはないが、本試験1年前がスタンダード
(最短は本試験6ヶ月前)
【1年間の勉強スケジュール】
9月~4月:インプット期(知識を増やす)
5月~6月:アウトプット期(知識を使う)
7月~8月:直前期(合格レベルに持っていく)
【800時間達成のコツ】
① やることリストの作成
② 調整日を作る
③ スキマ時間を活用する
社労士試験は長期戦です。
あらかじめ本試験までのスケジュールを知ることで、日々の勉強に遅れがないか、確認しましょう。
また、途中で息切れしないように工夫することで、勉強が続けやすくなります。
毎日コツコツ進めて、大きな目標を達成しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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