模試でⅮ判定…。
もはやここまでか…
まずは模試お疲れ様です。
判定も気になりますが、それよりも大切なことがあります。
5月くらいから、予備校や通信教育の会社などで、模擬試験の申し込みが始まります。
6月・7月に受験するのが一般的で、本試験の疑似体験ができます。
8月の本試験に向けて、どのように模試を活用していくのがいいのか、解説していきます。
この記事で解決できるお悩みはこちら↓
- 模試は受けた方がいいの?受ける回数は?
- 模試のメリット・デメリットは?
- 模試の効果的な活用法を教えてほしい。
- おすすめの模試は?
模試は受けるだけで、1日消費するので、時間のムダにならないようにしたいですよね。
本試験で『模試受けてて、良かったー!』と思えるように、模試の正しい活用方法を学んでいきましょう。
記事の監修は、第2子出産後、赤ちゃんを育てながら、試験合格。
スキマ時間を活用するゆいです。
それではどうぞ!
模試の基本情報
社労士試験の模試は、
- 選択式:80分(徴収法なし)
- 択一式:210分(全科目から出題)
となっており、全てマークシート形式です。
本試験と時間も出題形式も、全く同じです。
1つ違う点を上げるなら、自宅受験できることです。
本試験は、指定された会場で決められた時刻に着席し、合図とともに試験スタートです。
自宅受験は、自分の好きな時間に受けられ、結果を郵送すれば、判定と今後の対策などが返ってきます。
予備校によっては、会場を設けて、そこで本試験さながらに、受験させてくれる所もあります。
自分の都合に合わせて、どちらか選択しましょう。
模試受験までの流れは
- 4月〜5月:模試の申し込み
(各社のHPなどから手続きできます) - 6月〜7月:模試受験
(マークシートを郵送、復習をする)
申し込み期間が短い模試もあるので、早めの確認がおすすめです。
模試のメリット・デメリット
模試にはお金も時間もかかるもの。
以下を参考に受験するかどうか、考えてみてください。
メリット
メリットは主に3つあります。
① 本試験のシミュレーションになる
② 当日の対策を立てられる
③ 現時点での自分のレベルを把握できる
順番に見ていきましょう。
① 本試験のシミュレーションになる
模試を受けるときは、本試験と同様に、時間をはかってみましょう。
そうすると、自分なりの課題が見えてきます。
- 時間は足りているのか
- 最後まで集中力を保てたのか
- マークミスはないか
試験当日にこういった課題を発見しても、取り返しがつきません。
模試を受けることで、問題の発見・対策を講じることができます。
② 当日の対策を立てられる
模試を受けることで、上記の①で見つけた課題を、解決する方法を準備しておけます。
当日対策を立てられることが、模試の最大のメリットです。
時間配分や問題を解く順番など、自分のやりやすい方法を見つけて、それに慣れておくことで、本番で焦る確率が減るでしょう。
③ 現時点での自分のレベルを把握できる
塗りつぶしたマークシートを郵送すれば、判定結果が返送されます。
予備校によっては、郵送ではなく、ネットで見れるものもあります。
模試を受けたことのある方なら、わかるかと思いますが、大抵の場合、初回の成績は散々です。
しかし、模試を受ける目的は、本試験で合格することです。
模試でA判定を取ることではありません。
ここで気にするべきなのは、判定ではなく、『どの科目で点が取れなかったか』です。
他の受験者と比べて、この科目は点数が低い、基本問題の取りこぼしがあるなど。
自分と他の受験者との差を埋めるために、何が必要かを知れるのが模試です。
社労士試験では、みんなができる問題は必ずできるようにすることが大切。
そのためにも、模試で返ってきたデータは見ておきましょう。
デメリット
模試のデメリットは2つです。
① お金がかかる
② 時間がかかる
順番に見ていきましょう。
① お金がかかる
予備校にもよりますが、模試は1回4000円ほどかかります。
2回分セットで買うと割引などがありますので、うまく活用してください。
いろんな会社の模試を買う必要はなく、1社か2社でいいと思います。
② 時間がかかる
選択式1時間20分、択一式3時間30分という制限時間があります。
長丁場ですが、解いてみると時間ギリギリだったり、オーバーしてしまうことが多いです。
これに採点時間も加えると、模試を解くだけで、1日消費します。
復習はさらに2日ほどかかるので、合計3日です。
本試験が迫ってくる中、3日取られるのは、意外とキツいです。
ですので、模試のやりすぎは厳禁です。
勉強のベースはあくまでも、問題集やアプリなどの一問一答です。
模試は本試験での時間配分や、解く順番を決めるためのものです。
模試にのめり込みすぎないよう、注意しましょう。
模試は3回まででOK
模試を複数受けるお金と時間かあればいいのですが、現実的には厳しいです。
模試を受けっぱなしで、復習しないのはもったいないので、受けるなら、復習までの時間をスケジュールに入れてください。
そうすると、受けられる回数が自ずと見えてくると思います。
初学者は1〜2回。
これで十分です。
模試で本試験のシミュレーションをして、対策を立てる。
復習が終われば、問題集に戻って、問題演習をひたすらやりましょう。
大切なのは、問題集をやり込むことです。
優先順位を間違えないように要注意。
経験者は2~3回。
時間がなければ、選択式だけでも解いてみるといいです。
自分の弱点を把握し、苦手分野を普通レベルにアップさせていきましょう。
模試の効果的な活用法
模試を受験したら、本試験に向けて、必要な対策をしていきましょう。
① 本試験での動きを決める
時間配分、問題を解く順番は人それぞれ。
模試を受けた後、自分なりの動きを決めましょう。
以下に動きの例を記載していますので、参考にまでに。
- 1科目○分までと決めて解く
(時間配分を考える。) - 問題を解く順番を決める
(前から順番に解くと、年金が最後になりますが、難易度が高いので、先にやってしまうのもおすすめです。) - 択一式は集中力が途切れるので、半分終わったら、トイレに行く・水分補給をする
(途中で頭を休ませた方が、テキパキと解けます。) - 問題用紙にどのような書き込みをするか決める
(見直しや自己採点のために、書き込みは必須です。)
ポイントは、『決めたら、変えない』です。
やり方をコロコロ変えていると、本試験で間違えます。
よくあることなので、気をつけてください。
② 必ず復習する
模試のやりっぱなしは、お金と時間のムダです。
せっかく受験するのですから、自分の知識として蓄えていきましょう。
模試の問題は、社労士試験に精通している方々が作っています。
本試験でその問題が出る可能性も充分あるので、復習しておくと良いことだらけです。
特に基本問題で間違えた箇所は、必ずテキストに戻って、内容を確認してください。
社労士試験に合格するコツは、『基本問題を制すること』です。
難問を間違えても、気にしなくて良いです。
他の受験生も間違えるので、そこが合否の分かれ目になることは少ないです。
安心してください。
③ 選択式の問題は完ぺきにする
択一式は問題数が多く、復習するのが大変です。
一方、選択式は模試の問題を覚えている受験生も多いです。
模試で難問が出て、ほとんどの受験生が解けなかったとしても、本試験では問題を記憶していて、正解する人も多いです。
そうすると、難問にもかかわらず、救済がないということになります。
これは危険なので、選択式の問題は、何度も復習して、頭に入れておきましょう。
模試を全部解く時間がない方は、選択式だけでもやっておくといいです。
さらに時間のない方は、選択式の問題と解答を一気に見て、答えを覚えてしまいましょう。
選択式で足切りに合わないための重要な対策です。
まとめ
最後に、今回ご紹介した内容をおさらいしましょう。
模試の基本情報
- 選択式80分、択一式210分
- 会場受験と自宅受験が選べる
- 5月中に申込、7月末までに受験が目安
模試のメリット・デメリット
メリット
① 本試験のシミュレーションになる
② 本試験当日の対策を立てられる
③ 現時点での自分のレベルが把握できる
デメリット
① お金がかかる
② 時間がかかる
模試を受ける回数
- 初学者は1~2回
- 経験者は3~4回
模試の効果的な活用法
① 本試験での動きを決める
② 復習を必ずする
③ 選択式の問題は完ぺきにする
模試はうまく使えば、とても効果の大きいものです。
正しい活用法を知って、本試験への総仕上げをしていきましょう。
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