過去問やりまくるぞーー!!
すごいやる気!
まずは一問一答形式でやりましょうね。
社労士試験の勉強は、インプットとアウトプットをセットで行うのが効果的。
アウトプット(問題演習)の適切なやり方を知って、効率よく覚えていきましょう。
この記事で解決できるお悩みはこちら↓
- 五肢択一より一問一答形式で解く方がいいの?
- 一問一答形式のメリット・デメリットは?
- 実力のつく問題演習のやり方は?
授業を受けた後は、なるべく早く問題演習をやることが大切。
でも、やり方によっては、あまり身につかないこともあります。
正しいやり方で進めることで、どんどん実力がついてくるので、以下で説明していきます。
記事の監修は、第2子出産後、赤ちゃんを育てながら試験合格。
スキマ時間を活用するゆいです。
それではどうぞ!
一問一答と五肢択一の違い
一問一答とは、1つの問題文に対して、正誤判断をしていく形式です。
問題例がこちら↓
労働基準法第9条の「事業」とは、経営上一体をなす支店、工場等を統合した全事業を指すものであって、場所的観念によって、決定されるものではない。
答え…×
1つの問題文に対して、1つの答えがあるのが、一問一答。
他の資格試験や、学校の勉強などでも、よくある形式です。
一問一答はわかるけど、五肢択一って何?
五肢択一とは、5つの選択肢の中から、答えとなるものを1つ選ぶ形式です。
問題例がこちら↓
労働基準法の適用に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
ア.何ら事業を営むことのない大学生が、自身の引っ越しの作業を友人に手伝ってもらい、その者に報酬を支払ったとしても、当該友人は労働基準法第9条に定める労働者に該当しないので、当該友人に労働基準法は適用されない。
イ.法人に雇われ、その役職員の家庭において、その家族の指揮命令の下で家事一般に従事している者については、法人に使用される労働者であり、労働基準法が適用される。
ウ.同居の親族は、事業主と居住及び生計を一にするものとされ、その就労の実態にかかわらず、労働基準法第9条の労働者に該当することがないので、当該同居の親族に労働基準法が適用されることはない。
エ.株式会社の取締役であって、業務執行権又は代表権を持たない者は、工場長、部長等の職にあって賃金を受ける場合にも、その限りにおいて労働基準法第9条に規定する労働者として労働基準法の適用を受けない。
オ.工場が建物修理の為に大工を雇う場合、そのような工事は一般に請負契約によることが多く、また当該工事における労働は工場の事業本来の目的のためのものでもないから、当該大工が労働基準法第9条の労働者に該当することはなく、労働基準法が適用されることはない。
答え…ア
5つの選択肢に対して、1つの答えを選択するのが五肢択一。
本試験の択一式では、一問一答ではなく、五肢択一で出題されます。
ではなぜ、一問一答形式での問題演習をおすすめするのか?
以下で解説していきます。
一問一答は実力がつく
一問一答をおすすめする最大の理由は、
『実力がつく』からです。
ただ問題を解くだけでなく、身につく学習法として、一問一答は優れています。
メリットとデメリットを見ながら考えてみましょう。
一問一答のメリット3選
メリットは3つあります。
① スキマ時間で勉強できる
② 集中力を必要としない
③ 1つ1つの問題を丁寧に解ける
①スキマ時間で勉強できる
一問一答なので、休憩時間や待ち時間などの、ちょっとした時間で、解くことができます。
このちょっとした時間の積み重ねが、本試験で威力を発揮するので、ぜひ習慣化してください。
②集中力を必要としない
五肢択一は、1つの問題に5つの選択肢があるため、読むだけで時間がかかり、集中力を要します。
一方、一問一答は、選択肢が1つなので、1分あれば解ける問題が多いです。
気軽に取り組めるので、集中して勉強できないときに、おすすめです。
③1つ1つの問題を丁寧に解ける
『アとウの選択肢で悩んだけど、アにしたら正解だった!』という場合、
五肢択一としては正解ですが、一問一答なら、ウは不正解です。
ウの復習が必要になります。
アでたまたま正解したから、そのまま次に進むところだった…。
このように、五肢択一よりも一問一答の方が、自分の理解度が把握しやすいです。
また、意識しなくても、1つ1つの選択肢にきちんと向き合えるので、理解が深まります。
一問一答のデメリット1選
大きなデメリットはないのですが、あえて言うなら、これだけです。
① 本試験での出題形式ではない
本試験の択一式では、一問一答で出題されることはありません。
そのため、一問一答形式のみで、問題演習をしているとマズイです。
本試験の形式に慣れるためにも、五肢択一の演習も必要です。
ただ、メリットが多いので、基本は一問一答で勉強しておきましょう。
全科目1周終わってから、五肢択一にも本格的に取り組んでいくと良いです。
一問一答をベースにしながら、五肢択一にも慣れていきましょう。
一問一答での勉強方法とは
問題集やアプリなどは、一問一答形式になっているものも多いです。
特にアプリは、スキマ時間に活用すると、効率的に勉強できるので、おすすめです。
ただ、過去問は五肢択一になっています。
この場合、5つの選択肢を1つずつバラして、一問一答形式に変えましょう。
例えば、『アからオの中から正しいものを1つ選べ』という問題で、答えはア。
でも、自分の考えが以下のようなケース。
ア…○
イ…✖️
ウ…○
エ…✖️
オ…✖️
五肢択一でたまたまアを選んで、『正解!終わり!』ではなく、
一問一答のように『ウは間違い』と考えましょう。
そして、ウの選択肢について、テキストに戻って内容を確認しましょう。
この作業ができれば、実力がグッと上がります。
せっかく問題演習で触れた内容なので、触れているうちに、理解しておきましょう。
その方が効率的です。
選択肢を1つずつ見て、理解しているか確認するんだね!
一問一答と五肢択一を使い分ける
全科目1周するまでは、一問一答だけでも充分です。
問題演習をひたすらやる時期に入ったら、一問一答と五肢択一の両方に取り組んでみましょう。
- 時間のあるとき
問題集や模試、過去問などで、五肢択一 - 時間のないとき
アプリで一問一答
時間の有無で2つを使い分けることで、本試験で通用する力を身につけることができます。
是非やってみてください。
まとめ
最後に今日ご紹介した内容をおさらいしましょう。
①一問一答と五肢択一の違い
・一問一答は、1つの問題文が、〇×かの正誤判断をする形式
・五肢択一は、5つの選択肢から、1つの正解肢を選ぶ形式
②一問一答をおすすめする理由
・スキマ時間で勉強できる
・集中力を必要としない
・1つ1つの問題を丁寧に解ける
③一問一答での勉強方法
・問題集やアプリで一問一答形式のものを活用する
・五肢択一は、一問一答のように、選択肢1つ1つをきちんと見る
④一問一答と五肢択一の使い分け
・時間があるとき:五肢択一の過去問や模試を解く
・時間がないとき:アプリで一問一答の問題を解く
試験に合格する勉強方法を知ることは、合格への第一歩です。
正確な知識を確実に身につけて、どんどん成長していきましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
コメント