択一式って、穴埋め問題だよね!できるよ!
それは選択式…。択一式は〇×問題です。
社労士試験には、選択式と択一式がありますが、今回は択一式について解説していきます。
この記事で解決できるお悩みはこちら↓
- 択一式って、なんだっけ?
- 効果的な対策の仕方は?
- 具体的な勉強方法や進め方について、知りたい。
ただやみくもに勉強するのではなく、対策を立て、効率よく合格を勝ち取りましょう。
記事の監修は、第2子出産後、赤ちゃんを育てながら試験合格。
スキマ時間を活用するゆいです。
それではどうぞ!
択一式って何?問題形式や試験時間を知ろう
社労士試験には、選択式と択一式の2つの問題形式があります。
択一式は5つの選択肢から、正解肢を1つ選ぶ問題です。
正しいものを選ぶ問題や、誤っているものを選ぶ問題などがあり、
1つの選択肢ごとに正誤判断をしていくので、〇×問題とも言われます。
択一式は、○×問題と覚えておきましょう。
10科目のうちいくつかが合わさって、7つの大問で構成される問題形式で、
1つの大問ごとに、10個の問題が入っています。
例えば、労働基準法と労働安全衛生法の組み合わせで1つの大問。
その中に10個の問題があり、1個の問題につき5個の選択肢があるという形式です。
選択肢を合計すると、5×10×7=350個あります。
時間内に350の選択肢を読んで、正誤判断していかなければなりません。
択一式試験はスタミナが必要です。
試験時間は13:20〜16:50の210分です。
210分=3時間半と長時間です。
しかし実際に解いてみると、時間不足に終わりやすい多いので、対策が必要です。
3時間半で350個の選択肢を解く…
何だか大変そうだな…
択一式の合格ラインとは
択一式の合格ラインは
70点中49点以上、かつ全科目10点中4点以上です。
ただ、試験の難易度はその年によって変わるので、総得点は49点以上→44点以上くらいに補正されることが多いです。
全科目4点以上は、補正されることが少ないので、期待しない方が良いです。
また、全科目で4点以上なので、ある科目で3点以下だと、他がすべて10点満点でも不合格になります。
これを基準点割れ(足切り)と言います。
社労士試験の合格率が6%前後と低いのは、この足切りが要因です。
どの科目もまんべんなくできなければ、足切りにあいます。
じゃあ今年は5つの科目で基準点を取って、
他は来年に回そう!
それができたらいいんですが…
税理士試験のように科目別合格の制度はありません。
『今年は国民年金法が10点満点だったから、来年は他の科目に集中しよう!』
これができないのです。
1回の試験で総得点、科目別得点の両方をクリアすることが求められます。
苦手科目を作らず、総得点でも科目別でも合格ラインを超えると、初めて合格できます。
なかなか難しいと感じますよね。
以下で効果的な対策法を解説していきます。
択一式の対策手順
択一式対策が先
効率よく勉強するには、順番があります。
選択式と択一式で言えば、最初に勉強するのは択一式です。
択一式の勉強をすることで、10科目の内容を理解できます。
択一式の問題を解きながら、全体を把握し、その後細かい部分を選択式で押さえる、というやり方です。
選択式に特化した勉強は、択一式で7割以上点が取れるようになってからでもOKです。
択一式の勉強をしているうちに、自然と選択式の勉強にもなっています。
まずは択一式で、知識を固めましょう。
択一式→選択式の順番でやりましょう。
次に具体的な勉強方法や手順です。
① 授業を受ける(インプット)
授業の前に予習する必要はありません。
授業中に聞いたポイントや、テキストに載ってない知識はテキストに書き込みをしましょう。
他にノートを作ったり、問題集に書き込むのはやめましょう。
『テキストだけ見れば、すべての情報がのっている』状態が理想です。
直前期になると、ノートや問題集まで見ている時間はありません。
テキストへの集約化は、ぜひやってください。
② 問題を解く(アウトプット)
授業後、なるべく早く問題を解きましょう。
インプット(学ぶ)とアウトプット(解く)で、1セットです。
授業を一気に見て、一気にたくさん問題を解くより、こまめに1セットを繰り返す方が、記憶に残りやすいです。
なぜなら、アウトプットが記憶の定着に効果的だからです。
また問題を解くことで、どこが論点になりやすいか知ることができます。
ポイントがわかれば、勉強もしやすいですよね。
ちなみに、問題を解いて『間違いばかり…』と気にする必要はありません。
むしろ間違えた箇所は印象に残りやすいです。
『本試験前に間違えておいて、ラッキー♪』と思っておきましょう。
③ インプットとアウトプットの繰り返し
『問題を解く→テキスト該当箇所に戻って確認・書き込み→問題を解く→…』
この繰り返しをすることで、目の前の知識が自分のものになります。
この段階でも、テキストへの集約化を忘れずにしましょう。
面倒に感じると思いますが、やっておくと直前期に救われます。
アウトプットのときにはコツがあります。
択一式は5つの選択肢から1つを選ぶものですが、5つで1つのまとまりとはせず、1つの選択肢ごとに知識の確認を行いましょう。
『5肢択一』→『1問1答』へと考え方を変えるということです。
5つの選択肢のうち3つはわかるけど、2つは知識があいまいという場合などは、その2つにチェックをつけ、テキストで確認。
わかる選択肢とあいまいな選択肢は、分けておくと、直前期にすべての問題を解かなくて済みます。
④ 模試を受験する
全科目1周したら、模試を受けてみましょう。
5月中には、いろんな予備校の模試の受付が始まるので、申し込んでおくと良いです。
ただ、勉強の基本は①から③の繰り返しなので、模試をたくさん申し込むのはやめましょう。
模試の1番の目的は、本試験での時間配分や解く順番などの戦略を立てることです。
択一式は時間切れになることもあります。
集中力が切れてしまうことも。
こういったことへの対応を考えるのが、模試受験の目的なので、ここに時間を取られすぎないでください。
受験後、復習したら、すぐに①から③へ戻りましょう。
以上が択一式の具体的な対策です。
社労士試験の合格手順として、『まずは択一式で合格ラインを超える!』
それから選択式対策に移りましょう。
『択一式対策はわかったけど、選択式対策はどうすればいいの?』
という方は、こちらをどうぞ↓
まとめ
最後に、紹介した内容をおさらいしましょう。
【択一式の基本情報】
- 択一式の試験時間は210分(3時間30分)
- 合格ラインは70点中44点前後
【択一式対策】
① 授業を受ける
② 問題を解く
③ インプットとアウトプットの繰り返し
④ 模試を受験する
まずは択一式対策をしっかりして、基本を固めていきましょう。
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