択一式は時間不足や、集中力が切れるのが心配だな…
そうですよね。
試験当日でも使えるテクニックがあるので、ご紹介していきます。
『択一式で時間内に、問題を解き切れるか心配』 『途中で集中力が切れたら、どうしよう』とお悩みではないですか?
今回は、択一式で使える10個のテクニックをご紹介していきます。
この記事は、以下のような人におすすめ!
- 択一式試験で、時間が足りるか不安
- 途中でバテてしまいそうで心配
- 解き方のコツを知りたい
択一式は、時間配分と集中力が大切。
試験当日でも使えるテクニックを知って、不安を解消しましょう!
記事の監修は、第2子出産後、赤ちゃんを育てながら試験合格。
スキマ時間を活用するゆいです。
それではどうぞ!
択一式問題の2つの特徴
択一式問題の特徴は、次の2つです。
① 全部で350の選択肢に、正誤判断が必要
択一式は7科目あり、1つの科目には10個の問題が含まれています。
1個の問題には、選択肢が5つあるので、全科目で
7×10×5=350 もの選択肢があることになります。
そして、350個すべてに◯×の判断をしなければいけません。
それだけでも、想像以上の体力を消耗します。
これが択一式の1番の特徴であり、攻略するためにはスタミナを温存しながら、効率良く問題を解いていくことが求められるのです。
択一式は文章の量が多いんだよね…
② 時間切れになりやすい
択一式は350個の選択肢を、3時間30分で解き終えないといけないです。
そのため、テキパキ問題を解いていく必要があるのですが、途中で集中力が切れてしまい、スピードダウン。
結果的に最後まで問題を解けず、時間切れになることが多々あります。
択一式は、科目ごとの時間配分も大切なのですが、集中力の保持も課題になってくるのです。
全問解くまで集中し続けるのは、難しいです。
択一式問題で使える10のテクニック
上記の特徴を捉えた上で、択一式で使えるテクニックを10個ご紹介していきます。
① 難しい科目から解く
択一式は集中力が切れやすいので、難しい科目から解くのがおすすめ。
得意な科目から解くと、波に乗りやすいですが、最後の方で疲れしまい、文字が上滑りしてきます。
問題文や選択肢をきちんと読んでいるつもりなのに、内容が頭に入って来ないのです。
そのような状態で正誤判断しようとしても、正確にできず、通常なら解ける問題も間違えてしまいやすいです。
後から見直したときに、
『なんでこんな間違いしたんだろう?』ということが起きるのも、集中力が原因の可能性大。
最初のうちに、難しい科目は終わらせてしまう方が賢明です。
特に年金2科目は、文章も長く難しいので、早めに終わらすのがおすすめ!
② 長い選択肢は後回し
5つの選択肢をパッと見たときに、明らかに長い選択肢は後回しにした方がいいです。
択一式は時間との戦いなので、5つの選択肢のどれが正解か、すぐわかればラッキー。
Aの選択肢が長いなら、Bから読む。
Bが正解だったら、その問題はもうおしまい。
次へ進むことができます。
ただ、あまり飛ばして読むと、読み忘れの選択肢が出てくるかもしれないので、長いと思ったもののみ、後回しにするのをおすすめします。
後回しにするかどうかの判断は、一瞬で済ませましょう。
③ 誤っている選択肢を選ぶ問題には、チェックをつける
正解肢を選ぶ問題はそのままでOKですが、間違っている選択肢を選ぶ問題には、チェックをつけた方がいいです。
通常通りに解いていると、正解肢をマークしてしまう可能性も。
誤っている選択肢を選ぶ問題の方が少ないので、見つけたらすぐにチェックマークをつけておきましょう。
間違い探しなのに、正解肢を探すという単純なミス…
やりがちなんだよね。
④ 正しい・間違い・わからないの3種類にわける
正誤判断をするときには、以下の3種類に分けましょう。
◯ 正しい
× 間違い
△ 知らない・あいまい・わからない
試験で大切なのは、この3種類の使い方です。
例えば『5つの選択肢から、正しいものを1つ選ぶ』という問題があったとします。
5つのうち3つが×で1つが◯、残りの1つが△なら、◯と△で迷うのは時間がもったいない。
すぐ◯を選んでください。
正解を選ぶ問題で、確実に◯と言えるものがあるなら、△があってもスルーしてしまうのです。
この3種類の使い分けがうまくできると、以下のメリットがあります。
- 迷う時間が減る
- 見直しがしやすい
- △に惑わされるリスクが減る
択一式の問題を解くときは、選択肢を◯×△に振り分けて、進めていくのをおすすめします。
⑤ 文章内のカッコは一旦無視する
選択肢の中には、カッコ書きを含んだ文章が出ることがあります。
最初からカッコ書きまで丁寧に読んでいると、文章の本筋を見失うかもしれないので、一旦無視した方がいいです。
まずはカッコを読み飛ばして文章の正誤判断をし、その後カッコ内を含んだ文章全体の正誤判断をするという2段構えがおすすめ。
カッコの中の文章が長いことも多いので、まずはそれ以外の部分を読んでおきましょう。
カッコは後回しにした方が、読みやすいね!
⑥ 答えがわかったら、他の選択肢は後回し
択一式には5つの選択肢があります。
1つ目の選択肢を読んだときに『これが正解だ!』とわかったら、他の選択肢は後回しにして、次の問題に進むのがおすすめ。
そのメリットは以下の通りです。
- 時間短縮になる
- 全問解き終えることで、焦りが消える
- 体力・集中力が戻ってくる
択一式は持久戦でもあるので、まずは全問解き終えて、落ち着くことが重要です。
ただ、『後回しにした選択肢が実は答えだった』という可能性もあるので、すべての問題を解き終わったら、残りの選択肢を解きに戻ってきてください。
2度手間に見えるかもしれませんが、この方法を取ることで脳をリフレッシュできるので、結果的にすべてを解き終えるスピードが上がります。
正確な正誤判断にもつながりますので、ぜひお試しください。
10個のテクニックの中で、これが1番おすすめ!
⑦ 難問は後回し
個数問題や事例問題、計算問題など、難しいと判断した問題は後回しにしましょう。
難問に時間を取られると、基本問題を解く時間がなくなるからです。
社労士試験で合否をわけるのは基本問題。
難問は多くの人が正解できないので、全問解き終わってから落ち着いて解くのがおすすめ。
あまりこだわりすぎない方がいいです。
まずは基本問題を押さえていけば、いいんだね!
⑧ 後から見直したい問題にはチェックをつけておく
後回しにする選択肢や難問にはチェックをつけておきましょう。
チェックをつけておけば、戻ってきたときにわかりやすいからです。
問題を後回しにする唯一のデメリットは解き忘れ。
忘れることなく解くには、該当する問題に〇や✓などをつけておくと安心です。
焦って忘れないようにするための工夫の1つです。
⑨ 基準点割れしそうな科目を優先して見直す
択一式は各科目10点中4点取ることが必要です。
総得点も大切なのですが、まずは科目ごとの基準点割れを避けた方が無難です。
そのため全選択肢を解き終わったら、危なそうな科目を見直してみましょう。
最低でも4点取れるように、基本問題でミスがないか確認するのです。
その後、総得点を上げるために、他の科目も見直すのがリスクを回避するやり方です。
択一式は科目ごとの基準点と、全体の総得点の、2つともクリアしないといけないのか…
⑩ トイレ・飲水のタイミングを決めておく
集中力を保つために、トイレに行ったり飲み物を飲むのがおすすめ。
体を動かしたりのどを潤すことで、心身ともに復活できます。
本試験では、トイレや飲水は決められた時間のみです。
どのタイミングでするかを、あらかじめ決めておくとスムーズ。
『トイレの時間まであと少し頑張るぞ!』といった具合に、集中力を保てるようにもなります。
脳を回復できるチャンスは確実に使っていきましょう。
まとめ
最後に、今回ご紹介した内容をおさらいしましょう。
択一式問題の2つの特徴
① 全部で350の選択肢に正誤判断が必要
② 時間切れになりやすい
択一式問題で使える10のテクニック
① 難しい問題から解く
② 長い選択肢は後回し
③ 誤っている選択肢を選ぶ問題には、チェックをつける
④ 正しい・間違い・わからないの3種類にわける
⑤ 文章内のカッコは一旦無視する
⑥ 答えがわかったら、他の選択肢は後回し
⑦ 難問は後回し
⑧ 後から見直したい問題にはチェックをつけておく
⑨ 基準点割れしそうな科目を優先して見直す
⑩ トイレ・飲水のタイミングを決めておく
択一式は集中力をいかに保つかが大切。
今回ご紹介した試験で使える10のテクニックを駆使して、合格を勝ち取りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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